完全予約制 03-3518-9157

【診療時間】9:30~11:30 / 13:30~16:30
※月曜、木曜、日祝休診

2型糖尿病

2型糖尿病について

「2型糖尿病」の多くはほとんど症状がなく、学校検尿による尿糖検査や病院での検査の一環で高血糖がみつかり、「2型糖尿病」と診断されるケースが多いのが特徴です。「2型糖尿病」の多くは肥満(標準体重の+20%以上)を有し、メタボリックシンドロームのひとつとして発症しますが、肥満だけが原因でなく、家系的に「2型糖尿病」が発症し易い家系がありますので、両親の何れか一方もしくは2人が糖尿病である場合には発症の頻度が高くなります。

一方、日本ではそれほど太っていないのに内臓に脂肪が蓄積されやすい体質のために糖尿病を発症するケースがあります。このような場合には、MODY(maturity onset diabetes of the young)という糖尿病発症に関連する遺伝子の異常が原因である場合がありますが、本クリニックではこれらの原因検査(遺伝子検査)を正確に行うことができます。MODYは家族発症することが多く、子どもの糖尿病が発端となって両親や兄弟の糖尿病が明らかになるケースもあります。

「2型糖尿病」の治療の中心は食事・運動療法ですが、症例によっては小児でも血糖降下薬(メトホルミンなど)を内服する場合もあります。食事・運動療法では、今までの誤っていた生活習慣、食習慣を是正することが何よりも必要ですが、本クリニックでは各人の生活習慣、食習慣に基づいた適切な指導を行い、無理のない減量計画を立て、血糖の正常化を進めます。血糖降下薬やインスリン治療に進行した症例も、その症例に合った薬物療法を行うことによって、無理な減量を行うことなく血糖が正常化し、普通の子どもと変わらない生活を送ることができます。今春から2型糖尿病であっても、インスリンなどの注射治療を行っている症例はCGMが使用できるようになりましたので、必要な症例に関しては適切に指導させて頂きます。

尚、本施設では、1型糖尿病、2型糖尿病にかかわらず、外来の待ち時間時に血糖および1~2か月の血糖値の指標であるヘモグロビンA1c (HbA1c) を測定し、受診時にその結果をお伝えします。またCGMのデータについても、外来コンピューターの画面により解析したデータをご説明し、得られたデータの血糖の流れ(グルコーストレンド)に基づいて、インスリン量や経口血糖降下薬の調節を行います。その他の血液検査(肝機能、腎機能、脂質など)、尿検査についても定期的に外来で行います。

合併症の検査・治療は、眼科検査・治療は近隣の井上眼科病院に優先的に依頼し、手足のしびれやばね指など整形外科的検査・治療は同施設内のお茶の水整形外科に依頼します。
感染や発熱でケトアシドーシスなどの病態になった場合には、速やかに日本大学病院へ紹介します。

低身長、甲状腺疾患、副腎疾患など、
小児の内分泌疾患を専門としています

小児期に発症した様々な内分泌疾患(脳下垂体、性腺、甲状腺、副腎などのホルモンを産生する内分泌臓器の疾患)の治療を行います。内分泌疾患はその原因と病態、病状によって治療が異なりますので、適切に診断、治療を提供します。
また小児・思春期の内分泌疾患は、小児期だけでなく成人期以降のQOL(生活の質)にも大きく影響しますので、専門医による適切な医療が必要です。

インスリンポンプ治療、CGMなど、
幅広い糖尿病治療を行っています

当院は持続皮下血糖モニター (CGM) やインスリンポンプ (CSII) 使用の認定施設です。
患者様の病態に合致した適切なインスリン治療をどこの施設よりも早く提供できます。